素麺は夏だけではありません
太い麺を竿にかけて、少しずつ引き延ばして製造する素麺、その過程で何本かが切れたり、くっついたりした物を製品化せず、半日ほど干して自己消費していたのが「小引きうどん」です。もちろん本当のうどんと違い、切って細くする物ではありません。
下の画像は竿がけしたものを小引きし、延ばしている様子です。あと数工程の延ばし作業を行い、素麺の太さになります。
下の画像は、ふるさと村内の手延べそうめん館で製造された、竿から外したばかりの干していない「生小引きうどん」です。製造を開始すると、ゆっくり休憩することも出来ないそうめん屋さんの、すぐ食べられ、片付けも簡単な昼のまかないのひとつです。
道の駅喫茶コーナーでは、従来より乾麺の小引きうどんメニューを、提供しております。今後この「生小引き」を以下のような定番の、冷やし小引きうどん、温かい小引きうどんを始め、ミートソース、カルボナーラ風、カレー小引きうどん等の新しい食べ方の提案や、適度の長さに切った物を、油で揚げてスナック風にした小引きうどん等を、提供すべく準備中です。
乾麺とは、のどごし、つるつる感、風味等々、やはり新鮮みがかなり違います。新たにメニューになりましたら、ご案内申し上げますので、お楽しみにお待ち下さい。各そうめん屋さんでは、その家庭独自な食べ方もあり、これも約400年の伝統の深みでしょうか。