- 2016.10.9
- 観光いちご園
いちご園開園までの流れご案内
12月中旬の開園を目指して、現在栽培管理中
あと一ヶ月弱ほどで、いちごの花が開花し始めます。それまでに、授粉用みつばちをハウ
ス内に開放。この訪花作業の善し悪しで、いちごの品質が大きく左右されます。受粉が悪い
と果実が大きくならず、表面もでこぼこし、商品価値はほぼゼロです。
11月ごろに開花したものは、およそ5週間ほどで、いちごの収穫時期を迎えます。また、1株
に実を7コ程度残して、あとは摘果します。
受粉したいちごが、順調に生育するために、夜間に照明を点灯させ、休眠しないように
します。この光景はいちご産地では冬の風物詩になっています。
11月後半からは、同じく休眠しないように、ハウス内を加温致します。ハウス内の温度が、
9度以下にならないように、セッティング。
手間ひまをかけて、ようやく最初の赤い実に出会うことが出来ます。しかしいちごの出来
としては、苗がしっかりと生育し、ハウスいちごの旬と呼ばれる、1月後半から2月に収穫
タイミングを迎える、2回目の実には、全くかないません。
当園で栽培している「女峰(にょほう)」は、既に品種登録されてから30年以上経つ、ロング
セラーないちごです。酸味が強く、酸味の和らいだいちごが主流の昨今、全国的に生産量は
年々減少しており、今や女峰を知らない人も多くなりつつあります。一方で女峰は、熟すと急
激に糖度を増す性質をもち、酸味が強い分インパクトのある甘さとなります。これがもっとも
極まるのが、1月後半から2月のいちごです。