スタッフ・事業課ブログ

2022.9.17
いちご園から「そっと教えます」

小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART126

空音を色々なパターンで定植予定

 

 

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 本格的な栽培1年目には頂果房の遅さ、定期的に花芽が形成しない、生理障害と思われる不良果の発生等々、克服しなければいけない課題が多いいちごでした。※ちなみに他の栽培しているところでは、頂果房が遅い以外、大きな問題はないとのこと。 

 2年目では定期的な花芽の形成については、液肥濃度を抑えることで他の品種とそん色のないレベルに改善。頂果房の遅さについては、花芽分化が他の品種に比べて遅いため、他の品種よりも遅く定植(10月以降)する方が良いのではとのアドバイスを頂き、他の品種よりも遅く定植(苗の保管の都合上9月末)したものの、1年目よりもバラつきが大きく、結果として収穫開始は年明け以降となり、逆に1年目よりも遅くなった。不良果に関しては同様レベルで変化なし。

 3年目の今年は、定植時期を早期(さぬき姫程度)、通常(女峰程度)及び昨年と同様に、出来るだけ遅くの3パターンと、育苗パレットを24穴と35穴の2パターンを組み合わせて、試す予定です。ちなみに2年目は35穴の方が、早く出蕾する割合が少し多い結果となりました。不良果(2番花~4番花)については、微量要素を液肥に強化して改善を模索する予定です。

 姿、味、食感とも申し分ない空音だけに、何とかモノにしたいと取り組んで、早くも3年目となります。今年こそ及第点に達したいと考えております。 

 

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