- 2021.10.1
- いちご園から「そっと教えます」
小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART123
育苗等の様子をツイッターで発信していたものを、備忘録として9月から定植終了までをまとめました
9月7日
古葉、ランナーの除去が忙しくなってきました。例年であれば、8月20日ごろのイメージで、生育の遅れは活着に時間を要したことと、お盆前後の天候不良が原因と考えます。今後はやや生育を抑制し、花芽の形成に苗管理は移っていきます。
(今年はすべての種類で、完全に窒素分を切らずに、9月5日ごろからも継続して極薄の液肥で潅水、過去2年の育苗後半では、窒素分を完全に断った影響で急激な生育不良になり、またその影響で1番花と2番花が連続し、芽無し株が多く発生したため)
9月8日
育苗も終盤を迎えて、そろそろ定植の準備に取り掛かります。育苗中以外の栽培棚に、灌水して定植の準備、1年に1回の作業のため、過去の段取りを復習してから、開始します。
9月9日
育苗で使用している以外の栽培棚、24列の耕作が終わりました。3年前から耕作機を変更し、作業効率は4倍ほど良くなり、ストレスもなくなりました。あとは培土を整えて、灌水チューブを設置し、マルチを被せて定植ピッチを採寸すれば準備完了です。
9月12日
9月に入って、四季なりの性質を持つよつぼしの苗に花がチラホラ、但しこの段階では株には残さず、取り除きます。また、定植後どんどん花が咲くのかといえば、そうではありません。他の品種に比べて、超々フライングの花が多い程度です。
(よつぼしに関しては定植後は、ほぼ出蕾はありませんが、さぬき姫に結構な割合で不時出蕾が発生。普及所の方の話では、他の品種に比べて花芽分化しやすいさぬき姫が、お盆前後の天候不良期間に反応したのではないかの説明。もったいないと考えず、今すぐに除去して本体の生育に影響の無いようにしてくださいとのアドバイス。)
9月19日
今年の定植は、昨年より600本ほど増やして、1700本余り植え付けのさぬき姫からスタート。
9月20日
さぬき姫の定植に続き、よつぼしの定植を本日中に終わる予定で進めております。
9月20日
1700本ほどのよつぼしの定植、本日完了出来ると考えておりましたが、あと一列300本ほどを残して、時間切れとなりました。明日朝イチで定植を済ませて、育苗に使っていた栽培棚を耕作し、女峰の定植に備えます。
9月22日
育苗で使用していた栽培棚へ、さぬき姫、よつぼしを定植、少しずつ栽培棚の姿に戻りつつあります。あとは明後日から本格的に定植を開始する、女峰のやり繰りが終われば、ほぼ定植は完了となります。
9月27日
今年はスローペースで定植を進めており、残すところは明後日のインターンシップ生が定植する700本強の女峰と、意図的に10月に入ってから定植予定の空音900本弱のみとなりました。
9月29日
今日はインターンシップ生の方に、昼から定植を手伝ってもらい、明日予定していた最後の棚の耕作と、水を行き交わすところまで完了いたしました。明日は害虫防除の関係で、前倒しで空音を定植して本年の定植は終了です。
10月1日
昨日、空音の定植が完了し、約10日間を要した10100本ほどの苗の定植が終了。しかし害虫の発生もあり、間髪入れず防除を実施。しばらくは、害虫の抑え込みが最優先です。