- 2021.9.8
- いちご園から「そっと教えます」
小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART121
育苗等の様子をツイッターで発信していたものを、備忘録として7月分をまとめました
7月9日
本日からはパレットへの土入れ、棚への運搬を本格的に開始。遮光熱ネット、ミストシャワー設置等々、まだまだ採苗までに、済ませなくてはならないことは一杯です。肝心なランナー管理も最終段階です。
7月9日
遮光ネットを設置、パレット土入れも8割程度終了。明日は残りの土入れ及び、ランナーの消毒を実施する予定です。あと10日ほどで採苗を開始し、病害虫の予防にもっともケアしないといけない時期です。
7月10日
育苗準備、丸2日を費やして、400パレット弱への土入れ完了。準備としては3分の2程度が完了という進捗です。(今年は潅水時の水加減が分かりやすいように、パレットへの培土を1割程度減ら、上部に水がたまるスペースを確保しました。)
7月15日
女峰、よつぼし、空音に比べて、さぬき姫のランナーの発根は、やや遅れており、最後に採苗する予定です。来週初めからいよいよ採苗開始です。(一昨年のランナー発生は、採苗の約40日前から、昨年は約30日前からで、今年は約35日前からスタート。スタート時期は、最後に地面に着いてしまい、病害虫の危険があるため、着かないところで採苗したいため、毎年調整していますが、今年も太郎苗の発根はが十分なのですが、次郎苗の発根が間に合わなかったためと、ワクチン接種のタイミングのため、採苗時期をずらしました。最後は地面に着きそうなランナーは、バリカンで刈り取り調整しました。)
7月19日
採苗、調整開始です。まずは空音、予備も含めて1100本程度、調整でき次第、挿し芽を行います。
7月19日
空音約1100本、挿し芽終了。毎年こんなに萎れて大丈夫?と心配しますが、10日ほどするとほぼ立ち上がってくれます。今年もたぶんというよりも、今年もお願いします。(この時はさほど心配することもなく、順調に立ち上がって活着が進むと考えておりましたが・・・)
7月24日
いよいよ挿し芽も残すところ、さぬき姫のみとなりました。挿し穂の調整、挿し芽はあと2日ほどで終了です。
7月25日
昨夕の様子です。挿し芽後3日ほど経った苗ですが、まだ萎れが発生します。例年に比べて、挿し芽時期が1週間ほど遅く、暑さの影響も大きいようで、しっかりとした活着が待ち遠しい状況です。(この時点で例年とは違うのでは?という考えもあり、いつもであれば廃棄するはずの調整済みの挿し穂を、今年は冷蔵庫にビニール袋に入れて保管していたため、活着不足が顕著になった後の、追加挿し芽が可能となり、よつぼしを除いた3種類は、今のところ定植数に不足する状況を回避。結果としては冷蔵庫に2日、3日保管していた挿し穂の方が活着が良く、今でも後から挿し芽した苗の方が、生育が優れている状況です。原因は暑さの影響も大きいのは間違いありませんが、もっと暑くなってから挿し芽した追加分の活着率が良かったことを考えると、手順通りに挿し芽前に十分な水揚げを行い、しっかりとピンを刺し、ハウス内の湿度を保つことが不足していた、人的ミスと考えます。来期は慢心無きように備忘しておきます。)
7月30日
挿し芽後、早いもので10日、遅いもので5日ほどが経過。概ね立ち上がってきましたが、活着不良の苗もあり、まだ気が抜けません。来週から不良苗の除去等を開始予定です。(9月8日現在で2000株以上廃棄もしくは別管理しており、よつぼし以外の3種類の苗も、合わせて1000株余りしか余裕がありません。)