- 2021.6.21
- いちご園から「そっと教えます」
小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART120
今シーズンの出荷を終了しました。
本日で今シーズンの出荷を終了、年間収量は平均収量を6%ほど上回る、5.2トンとなりました。今シーズンは従来からの女峰、よつぼしに加えて、全体定植数の1割ほどをさぬきひめに変更。そのあたりも収量増の要因と考えております。(今年の1本あたりの収量は1芽管理の女峰が約450g、2芽~3芽管理のさぬきひめが660g、後述のよつぼしは2芽管理ですが430g)
その他、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いちご狩りを中止した結果、全体の木を適時に収穫したことで木に負担が少なく、定期的に花芽が形成されたためと考えております。※いちご狩り受け入れハウスの実は、基本的に収穫適時を迎えたいちごを、さらに完熟するまで置いているため、どうしても木の勢いが落ち、それに伴い葉の展開速度も落ちることで、花芽の形成速度にも影響。
課題としては、1列300本程度の試験栽培中の「空音」の定期的な花芽形成(一昨年2回、今作3回で女峰は7回)と、みつばちの過剰訪花による「よつぼし」の不良果(約1割5分~3割発生、特に2番花~3番花が顕著)の削減です。2品種とも昨年作に比べれば、改善はしましたが、理想からするとまだまだ改善しなければ、収益にも少なからず影響。但し2品種ともお客様からのご希望は多く、来作ではさらに状況を改善し、期待に応えたいと考えております。