スタッフ・事業課ブログ

2018.11.20
いちご園から「そっと教えます」

小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART111

 ぐーんと生長中!

今年の授粉のためのミツバチ放飼は10月25日、一部超フライングの苗を除き、放飼後に開花する前提です。そのため、それ以前に開花したものは、授粉がなされないため、ご覧のようなきれいな形にはならず、また大きくもなりません。そのためきれいに大きく育ったものは、10月25日以降に開花・授粉されたと考えます。

大まかな目安として、開花から収穫タイミングの実になるまでに、1日の平均気温の積算温度が600度必要とされております。例えば毎日の平均気温が20度が続けば、開花から30日で収穫時期を迎えます。

11月に入り朝晩めっきり冷え込むようになりましたが、まだ日中の気温が高いことも多く、平均気温は16度~17度が続いております。計算上早い苗であれば、10月25日から35日(600÷16度)経過した11月末前後に、収穫タイミングを迎えるものが出てきそうです。収穫までに要する日数が、40日より下回るとやや旨味に欠け、40日を上回ると、旨味がのるといわれており、11月末前後に収穫されたものは、まだまだ絶品の旨味までには到達していないいちごとなります。収穫までの日数条件には、もちろん好天の下は必須です。

10月から12月前半までの間、天気が良くて平均気温が高めに推移することで苗(木)が大きく(一般的には木の高さではなく、株元の太りに注視し、それに伴う葉の厚みを指す)生長。そして多く光合成ができる木になればなるほど、12月以降の実が大きく育ち、かつ旨味がのるものになります。

 

実 電照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他これから冬季に向けた、栽培管理の一つ、電照もスタートしており、これは日照時間を補うためのもので、1日あたり60分~80分程度の点灯となります。それに先立ち、早く11月上旬から夜間ハウス閉め切り(夜間の低温を避ける)と、早朝に二酸化炭素発生装置を稼働により、光合成を促す管理も合わせて行っております。

詳細については、過去のブログを参照下さい。

 小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」のアーカイブスはこちら

記事一覧へ戻る