- 2017.1.4
- いちご園から「そっと教えます」
小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART105
今作序盤のいちご生育傾向は、一番花の遅れた苗が、例年よりかなり多い
例年であれば1回目の収穫タイミングは、一定期間(12月10日ごろから1月10日ごろの約1ヶ月間)
内にほぼ揃います。逆にいえば1月10日ごろからは、ほぼ実が無い状態(端境期)が、1週間から10日
ほどあるのが通常。下の画像(今年の定点観測苗)の状態のように、1月末に収穫タイミングを迎え
る苗が普通。
今作は12月に収穫の顕著にピークらしいものはなく、表現的にはダラダラとした収量で、例年の7
割弱止まり。下の画像は回目の花が遅れた苗で、例年もいくらかはありますが、今年ほど全てのハウ
スで多い年は記憶にありません。1回目と2回目の端境期が和らぐ反面、収量に関しては遅れた苗
の分だけ、ほぼ1回分ダウンとなります。
遅れた要因は植え替えによる生育回転の鈍化や、高い気温での推移等が推測できますが、今の所
2回目の花も傾向的には、遅れ気味が顕著です。