- 2016.9.14
- いちご園から「そっと教えます」
小豆島ふるさと村いちご園から「そっと教えます」PART99
今年から新たな苗管理の取り組みを試しております
従来は他のいちご農家さんに育苗頂いたポットは、9月に当園まで持ち帰ったあと、栽培棚に定植するまで、直接地面に置いて灌水等を行っていました。その保管方法が主な原因と考えられる、炭疽病の蔓延で昨年度は10500本の1割強を、定植後2ヶ月間で補植することとなり、かなりの収量ダウンを余儀なくされました。
今年度に入り農業普及員さんへ対処方法等を相談し、まずは地面に直接置かない、ハウス内の温度を極力下げるために、寒冷紗による遮光を行う指導を頂きました。それを受けて、今作は栽培棚の下部分に鉄パイプを設置し、そこへ育苗ポットを置きました。さらにその上に寒冷紗で遮光を行い、少しでも温度を下げる方法をとっております。
約11000本の苗が栽培棚6列のスペースに収まり、従来よりもコンパクトにもなりました。今の所、病気の蔓延はなく、定植までのあと1週間ほどを、無事に管理出来れば、第一段階クリアーと云うところです。