体形は扁平。背部は淡黒色でやや青味をおび、腹部は銀白色。
全体的に銀色の光沢がある。
背びれの最後の一とげはことに長い。
うろこに沿って黒点があり、うろこは、はげやすい。
体長は20pくらいにもなる。
ふつう、大きいものを「このしろ」、中くらいのものを「こはだ」、
小さいものを「しんこ」と呼ぶ。関西では中・小のものを「つなし」と呼ぶ。
わが国では中部地方にことに多く獲れる。
4〜5月頃産卵し、この時期が味がよい。
このしろは縁起が良くないとされる一方、初午の稲荷祭りには欠かせない。