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前略、大阪のおかん

 今年の正月は、仕事が忙しくて帰ることができませんでした。
正月ゆっくり休めましたか?


 僕は休みもなく、年末からずっと仕事があって、
ゆっくりなんてこれっぽっちもできひんかったけど、
元気にやってるんで心配せんとって下さい。
そんな中でも一応は初詣に行ってきました。

小豆島の人たちは、八幡さんに詣でるのが
習わしみたいで、僕もそれに習って、
土庄八幡神社に仕事の合間を縫って出かけました。
正月に働いとると、「正月気分」なんてもんは
まったく感じませんが、ようさん人のおる神社に
来てみると、1年の始まりの、あのなんか期待感
みたいな、新鮮な気分を吸い込むことができました。


 そしたら、急におかんのおせちが食べたくなりました。

僕がまだ実家におった頃は、必ず家族4人で正月を
過ごしましたね。年末頃になるとちょっとずつおせちの
準備をしとったおかん。その大変さをここの厨房で働いて、
ようわかりました。

煮しめに、かずのこ、雑煮、それから栗きんとん。
どれも正月にしか顔合わさへんような料理やけど、
なんかええよな、正月の料理って。

島の人らは祭りとか、行事とか、そういうんがようあるから、
1年のうちで何回かはこういう料理食べはるみたいやけど、
うちはほんまに年1回のもんやった。
出来合いのもんが多くて、とくにうまいいうもんでもなかったけど、
なんやおかんのおせちが食べとうなりました。


 1月も終わって、島外からのお客さんも、地元の新年会も
ぼちぼちになってきました。

久しぶりに家に帰ろうかなぁ、と思ってます。
おかんの料理、久しぶりに食べたい。
土産はなにがええですか?
いまの時期やとゲタ干し(シタビラメの干したやつ)が
うまいみたいなんで、それをもって帰ろかなぁ思てます。

まだまだ寒いから体には気をつけて下さい。

草々

スタッフ1号 追記

これはふるさと荘の飲料課、厨房で働いている
S君が書いてくれたものです。

S君より原文を渡され、書き込んでいるうちに、
京都で一人暮らしを始めた頃の自分とだぶらせ、
まぶたの上の温度が少しだけ上昇しました。

S君は大学を卒業後、大阪から単身小豆島に
移住してきた、ちょっと変わり者の青年です。
青年というのは、両親の庇護を離れ、
ひとりぼっちになったときから一人の大人として
歩んでゆくのかもしれませんね。

若い人たちが明るく楽しく、そして夢を持って
働くことができる職場づくりに少しでも尽力
できますようがんばりたいとあらためて思いました。

こんな素敵な若者が働く小豆島ふるさと村
ふるさと荘を一度訪れてみてはいかがですか?

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S君の「前略、大阪のおかん」は月に一度の更新を予定しております。

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2007年02月02日 17:55に投稿されたエントリーのページです。

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