定植前の管理方法についての備忘録
昨日、農業普及所に方に、定植前の管理方法等について、お話しを伺いました。定植前の育苗ポット(35穴)で管理する際、炭疽病系が蔓延する傾向があり、昨年作では定植後、1割強を植え替えることになり、大きな収量ロスの要因となりました。
今回、普及所の方に、もっともお伺いしたかったのが、育苗ポットの状態で、水やりを3週間弱行う間の、病気蔓延を防ぐため、育苗先から移送した時点で、本圃に定植することが可能か否かです。
結論から言うと、大変リスクのある取り組みで、過去良い結果が出ていないのが現状。リスク項目としては、花芽分化が本圃では促進しづらく、従来方法より収穫時期が遅れる(平均10日〜20日)こと。
それを補うために、遮光ネット(40%〜60%)で培地温度下げることは有効策だが、女峰(当園品種)ではシャープな反応が期待薄かつ、花芽の予定が期待値内に収まらないケースが多い。
すぐに取り組める施策としては、育苗ポットを地面に直接置くではなく、10p以上底上げして、仮置きする。その際遮光ネットで、温度を下げると、さらに炭疽系の発症リスクを軽減出来る。
今9月における定植前管理は、遮光ネット導入、底上げ実施から行う予定です。
written by(j-f)