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いちごに適した環境に近づける
11月に入り、日照時間が短くなり、気温も低下、いちごには適していない環境となってきました。
本来の旬は5月中旬ごろ、その時期の自然環境へ近づけることにより、冬期のいちご栽培を可能にしております。温度に関してはハウス栽培により、朝、夕の温度低下を防ぎ、もう少しは季節が進むと、暖房機による加温を行います。
次に日照時間を補うために、画像にあるように、その季節に近づけるため、1日60分〜80分程度、ハウス内に電照を点ける。ふるさと村の場合は、1時間ごとに5分〜6分を18時〜翌6時まで行うが、これについては色々な設定方法があります。
以上が適した環境に近づける2大事項です。それに加えて、本来冬眠する(路地では一度枯れるが、根は生きております)時期のため、どうしても2大事項だけでは枯れることはないが、いちごを50日に一度程度、生産するエネルギーが充分でないため、以下の補足事項も合わせて行います。
先ず一つ目はハウスを閉めきり、温度を保ちながらも、自然状態より3倍程度濃い、二酸化炭素(1000ppm程度)をハウス内に入れ、光合成を促します。
次に液肥濃度(一番厳しい環境である1月中がもっとも濃度が高い)を高めてやり、やや活発でない根の吸水活動でも、生育に必要な栄養が行き渡るようにします。また、液肥を与える時間も、一番環境が厳しい時期には、日の出〜15時程度までとし、水分過多による根の発達障害を防ぎます。※特に環境が厳しい時期、植物は朝から昼までが、吸水活動を活発に行いのが顕著で、昼からはおまけ程度といわれています。
以上のように2大事項と、その他補足事項を行う事で、冬期でもおいしいいちごを、みなさまにお届けできます。
さて、本日から朝夕のハウス閉めきりと、二酸化炭素の発生及び、電照も始めました。
written by(j-f)
花が賑やかになってきました。収穫タイミングの計算も・・・
定植後1ヶ月半ほど経過、1週間前までは、1つ、2つと花が確認出来ていましたが、ここに来て一気に開花し始めました。今年は10月中旬以降、全体的に温度が高めで、生育が早めに推移しているようです。
その上に2番目、3番目の花も開花し始めたため、1本の木(苗)で2ヶ、3ヶの花が存在するようになり、一挙に2倍、3倍増えたように見えます。
今開花しているモノは、約35日経過して、収穫時期を迎える計算で、12月15日頃には収穫時期を迎える、いちごがありそうです。
12月19日土曜日には、いちご狩りオープンが十分に出来そうです。これからの天候次第ですが、1週早い12月12日土曜日オープンということも、可能性があります。
written by(j-f)
キャンプベストシーズンと呼ばれる晩秋
キャンプベストシーズンと呼ばれる秋、その最たる時期が晩秋でしょうか?まずは暑くない、虫もいない、星空がきれい、夏のハイシーズンに比べ混雑しない等々です。
また、サイト内や周辺の木々の色づきが、なぜか落ち着いて気持ちにさせてくれるという方も多いはずではないでしょうか?
そんな晩秋の小豆島、この季節の代表的な観光地である寒霞渓(かんかけい)の紅葉も、今週末があたりが、全山紅葉となりそうです。
ご安心下さい。キャンプベストシーズンの晩秋、小豆島ふるさと村キャンプ場は、混雑しておりません。今からでも、十分ご予約承れます。
小豆島といえども、装備は冬支度でお願いします。この季節の平均気温12.7度、最低気温の平均が8.7度となっております。
written by(j-f)
晩秋から冬の風物詩になり始めております
毎年、この季節になると、新聞、テレビで取り上げられる、栽培用電照で漆黒の中に浮かび上がる、いちごハウスの話題。
当ハウスにもは、車を止めて撮影する方を、時々お見受け致します。電照方法も各農家さんにより異なり、当ハウスでは18時〜翌6時(ハウス、季節により翌5時もあり)の正時から、5分程度の電照タイミングを設定しております。1回タイミングを逃すと、1時間ほど点灯しません。
また、各ハウスのタイマー時計の正時ですので、実際の正確な時間とは異なり、また、各ハウスでもタイミングがずれますので、ご了承下さい。
written by(j-f)
暖かさの影響一長一短
11月に入っても、冷え込みが余り厳しくなく、順調すぎるほど実の生育が進んでおります。普通であれば、喜ばしい所ですが、このペースで行くと、年末には余り実が無い状況となりそうです。
いちご狩り園の立場からすると、毎年、年末年始は来園者も多く、たくさんあればあるほど安心です。少ないと途中閉園、もしくは1日閉園ということも、過去には幾度かありました。
また、意図的に遅く定植(年末に実を残す手段として)した苗も、大きくなりきる前に、実が急生長したため、逆に少し負担減するため、いつもよりも、1,2コ余分に摘果しなければならない状況です。
こうなると、年末に残る実は少ない上に、収量も減ることになり、今年は意図して遅く定植したデメリットが、大きい結果となりそうです。
written by(j-f)