ツケがまわってきました
2011年02月15日の「そっと教えます」Part68 で記載した「先行に注意※詳細内容はリンクページ」 について、この半月ほど顕著に影響が現れております。
前段を簡単に説明すれば、いちごの苗の年間収穫高を10とすると、前半に7出来ると後半には3しか出来ません。今作において冬場収量減対策のため、培地を従来よりも温める仕掛けをおこなった結果、12月〜3月までは、順調過ぎるほど花芽が出現(新葉4〜5枚ごとに花芽が出現するのが理想)し、1回目の花芽の大幅な遅れ(1週間から10日)も、3回目には従来を上回るペースとなりました。
4回目からそのペースに陰りがみえ、5回目(GWを挟む頃に収穫を迎える)の花芽がもっとも顕著に影響を受けたようで、本来であれば4回目の実が無くなった苗には、緑色の実がなっているのが普通ですが、4月前半の時点で花も見えない苗が多かった。
4回目から5回目の花芽出現までに、理想よりも新葉2枚分程度の時間(おおよそ2週間)を費やしたということになり、それが帳尻合わせでいちごにとっては休息ということです。従って3月後半〜4月前半にかけて、咲いていなければならない花が、今頃ようやく姿を現し始めており、まさしく前半のツケがまわっている状況です。
written by(j-f)