野外活動に思うこと
昨日の子供会のリーダーキャンプは、子供たちがマナーや協調性を身につけ、且つ自然などに興味やこだわりを持ち、健全な成育と感受性豊かな形成を主たる目的としたものです。
時には勢い余って、色々なモノの取り合いなどもおこるようですが、それもそのことに集中しているからこそのことだと考えます。
以前、野外活動の講習会で聞いた話ですが、悪ふざけや故意のミスは叱責する必要があるが、野外活動中の失敗や勘違いなどに対しては、極力口を出さないでおく。現代の子供たちは、普段の生活で10の内1つでも間違えたことをすれば、叱られる場合が多い割に、失敗を糧にすることが少ない。それは周りが手をさしのべすぎであり、また子供たちも失敗(叱られない)しないことに力が入るためです。21世紀の野外活動は、失敗を糧にする機会を与え、自分の限界や努力を感じさせるために行うべきで、決して矯正活動(しつけ)であってはならない。
今年の夏キャンプは、悪ふざけや故意による失敗以外、子供たちを極力叱らないでおくという試みはいかがでしょうか。(もちろん放任主義ではなく、安全管理等は必要です。)
written by(j-f)