特別美味しいいちごが楽しめる時期までもう少しです
只今端境期(実出来る谷間)のど真ん中です。端境期が起こる要因について以下に説明いたします。
1回目の実は基本的に7個実をつけており、早く花が付いた苗は年末に実がなくなったものもあり、3,4日に1個ずつ熟れていく計算で、およそ22日から26日経つと、実がなくなります。
一方2回目の花は、1回目の花芽後5枚葉が出たら花芽になるのが基本です。但し、寒い時期は8日〜10日に1枚の割合で葉が出るため、次の花芽出現に6週間前後費やす計算となる。
上の計算で行くと、1回目の頂果が熟れる頃、2回目の頂花が咲く頃になり、2回目の頂果が熟れるまでに、6週間から7週間を費やすため、同じ苗で考えると、1回目の実が22日から26日なくなるため、2回目の実が熟れるまで2週間前後実のない状態となります。
この実がない状態が端境期で、1回目の実のように割と揃って実が出来ると、顕著にこの現象が現れ、その後も2回目と3回目にも現れますが、苗により少しずつ生育スピードが違ってくるのと、温度上昇等により回転がはやくなるため、それ以降は和らいできます。
もうすぐ1回目の端境期は解消され、ゆっくりと生育した特別美味しいいちごの季節となります。